台風のあとの棟板金を調査しました。|神奈川県横浜市旭区A様邸
施工7年後
こんにちは。プロタイムズ総合研究所の横山です。
今回は、横浜市旭区にあるA様邸に調査へ伺いました。築22年のA様邸では、7年前にプロタイムズ総合研究所で、屋根と外壁の塗装を行っています。今回は、A様から「先日の激しい台風の影響で屋根が壊れたりしていないか不安なので確認してほしい。」との依頼を受けて伺いました。
台風が過ぎたあとの棟板金の調査
(茶系のスレート屋根とサイディングボードのA様邸)
早速、担当者がルーフカメラを使い屋根の調査を行います。A様邸の屋根は、スレート屋根です。主にスレート屋根が台風などで受ける被害は、「棟板金(むねばんきん)が風で飛んでしまう」などです。「棟板金」とは、スレート屋根同士が合わさった頂上にあり、尖った部分にかぶせる三角形の金属の板のことです。これが風で飛んでしまうと補修をしなければいけません。A様邸の屋根の棟板金は経年劣化で一部退色が見えたものの、板金自体は密着しています。棟板金のサビなども発生しておらず、問題はありませんでした。
(スレート屋根の色は外壁よりもくすんだ焦げ茶色」
「前に雨樋の掃除をしたとき屋根を見たんだけど、屋根の色と外壁の色が同じように見えた。もしかして同じ塗料を使っているの?」とA様から質問をいただきました。
たしかに屋根と外壁の色は似ている色ですが、屋根と外壁の塗料の種類は別物であり同じ塗料を使っていません。施工当時にA様が注文していただいた屋根用・外壁用、それぞれの塗料を使っています。たしかに屋根の色は、日の当たりかたや天気でも色が違ってみえることがあります。担当者が、屋根と外壁の両方を目視できる位置にA様をお連れして確認していただきました。それぞれの色が異なっていることに気がついたA様は、とても安心したようです。
A様「これから先、屋根が経年劣化して工事が必要になった場合、ガルバリウム鋼板などの屋根材に変更することはできるの?」
また屋根の工事をすることになった場合、スレート屋根を剥がして一から作り直すのではなく、今の屋根の上から新しい屋根材を施工する「重ね葺き」といった方法も選択することができます。その際に、丈夫なガルバリウム鋼板を「重ね葺き」することもできるのです。
サイディングボードの調査 「外壁塗装が非常に満足」
(チョーキングなどの劣化もないサイディングボード)
次に担当者は外壁の調査を行いました。外壁は、タイル模様のサイディングボードでした。外壁の色も目立った退色や劣化はなく、とても綺麗な状態です。ちょうど坂の上に建っているA様邸。お家の周囲は広々としており、家とブロック塀まで1.5mほどの余裕があります。風通しがよい立地です。周囲には川などもなく湿気が少ないため、外壁にはコケがほとんど生えていませんでした。
以前、屋根に登って雨樋の掃除をしたというA様。A様は手先が器用で奥様のために階段に手すりをつけたり、コンクリートの地面や物置を塗装するなど、普段からいろいろなDIYを行っています。運動神経もよく、屋根の上にも軽々と登ってしまうのだとか・・・。ただ奥様は、「A様が屋根の上に登ってしまうのだけはやめてほしい。」と心配されているご様子でした。台風などの異常気象が起きたあとは、屋根の様子が気になってしまうものです。ご自分で登って見に行ってしまう方もいるかもしれません。しかし雨が降ったあとの屋根は、特に滑りやすいものです。屋根の上に登る行為は、とても危険なので絶対に辞めましょうね。必ずプロタイムズ総合研究所をはじめとする屋根を調査できる専門の業者に頼むようにしてください。
最後にA様へ質問をしました。
・施工当時から今までに気づいたこと、満足度の変化はありますか?
外壁の色は当時から変わっていないし、気になるところもありません。非常に綺麗でいい色だと思う。あとシャワーで外壁の掃除をするんですが、ちゃんと水をはじいているんです。7年経っても塗装の効果が持続しているなと感じました。」