現場職人

幕板(まくいた)

幕板とは、建物に用いられる横長の板の総称で、境界的な役割を持つ場合が多い部材です。例えば住宅を外から見ると1階部分と2階部分の間に細長い板状の部品が付いている場合がありますが、これが幕板です。瓦屋根の縁に取り付けられている細長い板も幕板ですし、バルコニーにも幕板は使われることがあります。また、家具と天井の隙間を埋めたり、鴨居の上に取り付ける板も幕板と呼ばれます。
テーブルや机などのインテリアにも幕板がある場合があります。例えばテーブルの甲板(こういた。最上部の板のこと)の下側にあって脚と脚を連結している横板部分が幕板になります。
よくリフォームの対象となる外壁部分に使われる幕板には、様々な材質が採用されています。例えば基材には繊維混入セメント珪酸カルシウム板を用い、表面にはセラミックコーティング(無機塗装)を施したものがあります。外にも複合樹脂を使ったもの、窯業系の材料を使ったものもあります。
カラーバリエーションも様々で、建物の外観に合わせて選ぶことができます。建物の美観を引き立てるために様々な意匠を凝らしたものは化粧幕板と呼ばれることがあります。

幕板と凍害
山陰地方などでは、冬にサイディングボードなどに染み込んだ水分が凍り、膨張してボードの表面部分が浮き上がってしまい、剥離現象を起こすことがあります。これは凍害と呼ばれます。凍害はサイディングボードの目地周り、バルコニー、建物の角、台所、洗面所、風呂場、リビング、水切り板金周り、破風板、そして幕板にも起こります。特に幕板は、一番剥離しやすいとも言われています。新築時に幕板にシーリングを施していなかったため、裏に水分が入って凍害を起こすことが多いようです。また、幕板の上に積もった雪が原因で凍害を起こす場合もあります。凍害を放っておくと冬が来る度に剥離が起こり、幕板がボロボロになってしまいます。凍害を起こした場合は幕板の張り替えや補修が必要になります。
凍害を起こした幕板をリフォームするのであれば、凍害対策を考えた方がいいでしょう。凍害を想定した幕板も販売されています。例えばセラミックコーティングを施された幕板は非常に高い対凍害性能を発揮します。
アルミ幕板
幕板にはアルミ製のものもあり、病院やマンションなど、大きな建物でよく使われます。例えば病院の玄関には雨除けとして巨大な金属屋根が取り付けられている場合がありますが、あの縁を形作っているのがアルミ幕板です。
[記事監修者]池上政之(プロタイムズ総研現場革命部)
池上政之
プロタイムズ総研現場革命部課長。一級塗装技能士。塗装職人としての実績が豊富。関連企業としての関わりからプロタイムズ総研へ入社。現場をまとめる役割も担っている。
なお、プロタイムズ総研には多数の一級塗装技能士が在籍しておりますのでよろしければご覧ください。
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