現場職人

笠木(かさぎ)

元来は「鳥居・門・板塀などの上縁に、横に渡す木。冠木(かぶき)」を意味していました(『大辞林』より)。鳥居で言えば、一番上の横木が笠木です。建築の世界では、防水工事を施工する際に設置されるパラペット(手すり壁。屋上などに設けられる)などの天辺に施工する仕上げ材のことを笠木と呼んでいます。一般的には板状をしており、汚れやすい箇所なので平滑に仕上げられています。現在では金属、セメント、人造研ぎ出し石、天然石など、様々な材質の笠木が活躍しています。

瓦を使った笠木
和風建築の場合は日本瓦が使われます。洋風建築の場合は洋瓦(スペイン瓦など)が使われます。
金属笠木
パラキャップとも呼ばれます。50年ほど前までは、金属笠木は板金工が工場で加工した部材を現場に持って行き、現場の状況に合わせて施工していました。これは板金笠木と呼ばれ、パラペットの上に台形の箱を被せて密閉する物でした。しかしこの構造では、継ぎ目の処理と壁との隙間をコーキング(目地材を充填すること)に頼っていたために、経年変化で笠木内部に水がたまったり、結露により金属板が裏面から腐食したりしていました。現代の金属笠木はこれらの欠点を克服し、機能性や意匠性が飛躍的にアップしています。
アルミ笠木
例えばアルミ笠木一つとっても様々なメーカーの物があります。あるメーカーでは、アルミ材を繋ぐジョイント部分にジョイントカバーを取り付け、防水性や工事の簡便さ、安全性などを向上させています。アルミの加工を得意としているメーカーでは、コーナー部分や幅違い部分の処理をセールスポイントにしているようです。
様々な笠木
セメント笠木は門の周りや花壇などに幅広く使われています。中には汚れにくく、水が浸透しにくいブロックを使った笠木もあります。人造研ぎ出し石仕上げを施した笠木は自然石の風合いを再現した物で、品格のある壁面の一部となります。
デザイン笠木
機能性を追求した笠木と共に、デザイン性を追求した笠木も登場しています。これらは外壁や住宅そのものとのマッチングを考慮して設計され、様々なバリエーションがあります。化粧ブロックの外観を損なわないために天然石を利用した笠木もあります。
また、逆に笠木を目立たないようにするために可能な限り細く設計され、かつ笠木としての機能を損なわない物も登場しています。塀のデザインによっては笠木が省略されることもあり、その場合は近代的な外観になることが一般的です。
[記事監修者]池上政之(プロタイムズ総研現場革命部)
池上政之
プロタイムズ総研現場革命部課長。一級塗装技能士。塗装職人としての実績が豊富。関連企業としての関わりからプロタイムズ総研へ入社。現場をまとめる役割も担っている。
なお、プロタイムズ総研には多数の一級塗装技能士が在籍しておりますのでよろしければご覧ください。
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