クールニューワイン〜シックでモダンな印象を演出

クールニューワインは屋根用の遮熱塗料に見られる色名です。屋根に塗ると、シックでモダンな印象を醸し出すと言われています。
「クール」は太陽光を反射し室内温度の上昇を抑える機能を指すようなので、色としては「ニューワイン色」ということになります。ワインの世界では、昔からワイン造りをしている国のワインをオールドワールド、最近ワイン造りを始めた国のワインをニューワールドと呼びます。ざっくり言うとオールドワールドはヨーロッパで作られた伝統的なワイン、ニューワールドは入植地で作られた新しいワインのことですが、「ニューワイン」はこれを意識しているのでしょうか。いずれにせよ、「ニューワイン」の色味はワインレッドの赤紫色によく似ています。

現在のワインレッドはボルドー産の赤ワインのように鮮明な赤紫色を指しますが、ワインという色の来歴については明確でない部分があります。ワインという英語の色名は1705年から使われていたと言いますが、実際にはそれ以前からあったとも言われています。しかし、その起源ははっきりしていません。ポルトガル産のポートワインの色に由来するという人もいましたが、調べてみるとポートワインが開発されたのは1727年になってからだったとか。

1703年以前にさかのぼると、イギリスで一番使われていた色名はクラレット(claret)だったと言います。ところが、これはフランス語のクレール(clair)が訛ったもので、元の意味は「明るい」。ワイン色の来歴としては、ちょっと頼りないですね。一方、アメリカにもワインカラーはあったのですが、これはシャンパンのことだったそう。現在では、ワインカラーと言えば一般的にワインレッドのことを指します。

ちなみに、ワインカラーには種類があります。一番明るくて濃い紫みの赤色はワインレッド、茶赤みの強い、ごく暗い色はボルドー(フランス語・イタリア語。英語ではマルーン)、一番暗い、紫みの赤色はブルゴーニュ(フランス語。英語ではバーガンディー)と呼ばれます。もっとも、ワインレッド・ボルドー・バーガンディー(ブルゴーニュではない)を区別するのはJIS慣用色名による分類で、一般的にはワインレッド、葡萄酒色、ワイン色、バーガンディーなどは同じ色になります(ボルドー・マルーンは茶色みの強い赤として区別される)。JIS慣用色名とは異なるので、ちょっとややこしいのですね。

(参考:福田邦夫『色の名前辞典507』主婦の友社)

[執筆者]池上政之(プロタイムズ総研現場革命部)
池上政之
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