アプリコット|アンズの熟した果実の色

アプリコットは英語でアンズ(杏)のこと。一般的にはバラ科アンズの熟した果実の色を指し、「やわらかい黄赤」「淡いオレンジ色」などと形容されます。化粧品、インテリア用品、女性用の靴や衣料品などに多用される色です。

日本で言う杏色は、英語の色名であるアプリコットの訳語です。使われるようになったのは明治時代になってからで、それ以前にこの色名で呼ばれる色は日本に存在していませんでした。ちなみに杏自体は中国が原産地(カラモモという別名があります)で、アルメニア地方には紀元前から伝わっていたとか。日本にも古くから伝わっており、万葉集には「杏人」という表記があります。

アプリコットの語源は、この果実が早熟なことを表すギリシア語経由のラテン語プラエコックス(praecox)。西洋ではジャムの原料になる果実の色はたいてい色名になっていますが、日本の場合は花の色が色名になることが多いようです。

アプリコットには「心を開放してくれる」「食欲不振を癒やしてくれる」「穏やかな家族団らんをイメージさせる」などの特徴があり、高齢者施設などでもよく使われている色です。例えばデイルーム(談話室・娯楽室)や和室などには、オレンジ系やぬくもり感のある黄色などを使うと体感温度が上昇したり、自律神経系が活性化する効果があると言われています。会話も弾みやすくなるということで、オレンジ系のアプリコットがデイルームや和室の配色に含まれることも多いのです。

ファッションのジャンルで用いられる「パーソナルカラー」という考え方では、人が生まれ持ったボディーカラーと似合う色を診断します。パーソナルカラーではスプリングタイプ、サマータイプ、オータムタイプ、ウィンタータイプという4つの分類を用いますが、アプリコットはオータムタイプに似合うと言われる色です。オータムタイプの人は顔の赤みが少なく、ダークブラウンの瞳と濃い小麦色または艶のあるクリームベージュの肌を持つと言われています。「実年齢より落ち着いて見える」と形容されることもありますが、逆に言えば血色が乏しいように見られがち。アプリコットやライムグリーンの服を着ることで肌の色に赤みを足し、健康的な印象を与えることができます。また、オータムタイプには肌の美しさを引き立てるベージュ系の色も似合うと言われています。

なお、アプリコットはJIS色彩規格にも定められており、色系統はオレンジ系です。
(参考:福田邦夫『色の名前辞典507』主婦の友社)

[執筆者]池上政之(プロタイムズ総研現場革命部)
池上政之
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