オリーブ(オリーブグリーン)|いつできたかわからない、古い古い色名

オリーブ色と言えば、暗い黄色のこと。未熟なオリーブの色だと言われます。黄色に少量の黒を混ぜるとできる色です。オリーブという色名がいつ頃から存在するのかはわかっておらず、中世英語(1066年のノルマン・コンクエスト以後、15世紀後半頃までの英語の名称)で確認できるのが最も古い記録だと言います。オリーブ系の色名の中で最も古いのはオリーブグリーンで、おそらくはまだ新しいオリーブの実の色。ある程度貯蔵されたオリーブの色がオリーブブラウンだと考えられています(1613年に後にオリーブグリーンとなる色名が誕生、1796年にオリーブブラウンという色名が誕生)。つまり、オリーブとオリーブグリーンは同じ色です。オリーブという色名はアメリカ、オリーブグリーンという色名はイギリスで好んで使われる傾向があったそうですが、大多数の人はオリーブグリーンと呼び、オリーブと言うとやや気取った表現になるのだとか。

オリーブ色に暗い緑色を加えるとオリーブドラブになります。オリーブドラブは軍用色で、元々は調色が単純なので主にアメリカ軍で採用されていたそうです。このため、生産国や生産時期によって色味に違いがあると言います。

ちなみにオリーブの枝は鳩と共に平和の象徴と言われます。これは旧約聖書で神が大洪水を起こしたあと、陸地を探そうとノアが放した鳩がオリーブの枝をくわえて帰ってきたことに由来します。鳩がオリーブの枝を持ってきたのを見てノアは洪水が引き始めたことを知ったので、平和の象徴とされたのです。このためオリーブの枝は国際連合旗などに使われているだけでなく、オリーブはギリシャ・イスラエル・ポルトガルの国樹・国花となっています。なお、オリーブの語源はラテン語のoliva、ギリシャ語ではelaion。共に油を意味します。

オリーブグリーンは、個々人に似合う色を診断するパーソナルカラー診断でもよく登場します。パーソナルカラーには、ブルーベース(クール)とイエローベース(ウォーム)という考え方があります。肌色を基本にした考え方ですが、厳密には肌色ではなく、皮膚の下を流れる血流の色影響を考慮します。静脈の青みの色影響が強い肌をブルーベース、色影響が弱い黄みの強い肌をイエローベースと呼ぶのです。イエローベースの肌色を持つ人は、黄みを帯びたグリーンが似合うと言われます。つまり、オリーブグリーンやミリタリー調のグリーンが似合うということです。

(参考:福田邦夫『色の名前辞典507』主婦の友社)

[執筆者]池上政之(プロタイムズ総研現場革命部)
池上政之
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