クールダークチョコレート〜チョコレートに見る色の違い

クールダークチョコレートは遮熱塗料に見られる色名です。塗料にはクールチョコレートという色名もありますが、クールダークチョコレートが黒に近い茶色なのに対し、クールチョコレートはチョコレート色に黒を少量混ぜたような色となっています。「クール」は遮熱塗料・断熱塗料のように熱を反射したり、遮断したりする製品の色名に使われ、基本的に色そのものに影響を与えることはないようです。また、「ダーク」と呼ばれる色名はその名のとおり「暗い」色を指しています。

チョコレート色は茶色の一種です。「チョコレートのような暗い茶色」と形容されますので、ダークチョコレートは「さらに暗いチョコレート色」ということになるでしょうか。しかし、そうなるとチョコレートに黒を少量混ぜたようなクールチョコレートと変わらない色ということになり、混乱が起こります。どうやら一般的なチョコレートより日本工業規格が規定するJIS慣用色名のチョコレートの方が色が暗いので、塗料に使われるクールチョコレートもこれに準じているようです。

実は色名が指し示す色には幅があり、同じ色名であっても紹介する媒体によってRGB値等が異なることも珍しくありません。その代わり、数値で示されている色は、その数値を使えば同じ色を再現できます(厳密に言えば、パソコンのモニターによって色味が変わったりもしますが)。主観的に見れば、チョコレート<クールチョコレート<クールダークチョコレートの順に暗さが増大していきます。

インターネット上で使われる色のことをウェブカラーと呼びますが、ウェブカラーにはチョコレート(chocolate)が登録されています。16進数の色表記では#D2691Eとなりますが、HTMLの16の基本色には含まれていないので、ブラウザなどの環境によっては正しく表示されないのだとか。ウェブカラーの“chocolate”は一般的なチョコレートよりも明るい色となっています。

英語の色名としてのチョコレートは1737年に成立しています。その後1928年にチョコレートブラウンという色名が登場し、これが現在のチョコレートという色名につながったとも言われますが、この2色に大きな違いはありません。ちなみに16世紀初頭にヨーロッパにカカオ豆が伝わってからしばらくは飲料として広まり、固形菓子としてチョコレートが成立するのはずっと後、19世紀半ばのことです。
(参考:福田邦夫『色の名前辞典507』主婦の友社)

[執筆者]池上政之(プロタイムズ総研現場革命部)
池上政之
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