キャメル|ラクダの毛織り物の色?

キャメルとはラクダのことで、黄色みがかった茶色のことを指します。色名としては「ラクダの毛の色」だと言われることが多いようですが、ラクダの毛皮の色ではなくて、おそらく毛織り物の色だったのではないか、という説があります。ラクダは中央アジアやアラビアでは紀元前から家畜化されていて、乗用・荷運び用はもちろん、毛や皮まで利用されていたとか。ヨーロッパでも古くから知られていたのですが、キャメルが英語の色名として使われるようになったのは20世紀に入ってから。特にラクダの毛は毛織り物で珍重されていたので、キャメルは毛織り物の色だったのではないか、というわけです。1923年にはキャメルヘアという色名が登場し、ラクダの毛が改めて注目されました。

キャメルと似た色は複数ありますが、例えばウォルナットはイギリス胡桃の実の外殻の色。江戸茶は江戸時代に好まれた茶色です。江戸時代には俗に四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねずみ)と呼ばれた染色の流行色があり、その中に江戸茶も含まれていたそうで、やや黄みを帯びた明るい茶色となっています。見比べてみると、ウォルナット、江戸茶ともにキャメルよりやや明るい茶色です。

ファッションの世界では、暖かみのあるキャメルは秋冬の定番カラーと言われます。また、風水の世界では黄色と茶色の両方の特性を持つ欲張りな色なのだとか。黄色は「金運がアップする色」、茶色は「貯蓄に向いている色」として縁起が良い色なので、キャメル色は財布などで人気があります。キャメルの革製品には、経年変化をすることで飴色になっていくという楽しみもあるようです。

個々人に似合う色を診断するパーソナルカラー診断でも、キャメルはよく登場する色です。パーソナルカラーには人を肌色・髪色などで春夏秋冬の4タイプに分ける考え方があるのですが、ファッションやメイク関係の製品は必ずしも4タイプに合わせて販売されているとは限らず、パーソナルカラー診断を活かすのが難しいことがあります。しかしパーソナルカラーにはもう一つ、「ブルーベース」と「イエローベース」で分類するベースカラーという考え方があり、ブルーベースは肌が色白、イエローベースは黄色寄りといった特徴があります。このベースカラー理論は馴染みやすく、例えばキャメルであれば「イエローベースの人のコートや靴の色などのベーシックカラーに似合う」とすぐに判断できます。

(参考:福田邦夫『色の名前辞典507』主婦の友社)

[執筆者]池上政之(プロタイムズ総研現場革命部)
池上政之
記事をご覧いただきありがとうございます。当ブログ記事は現場職人の視点から一般的な色について解説しています。
なお、プロタイムズ総研では実際の施工現場にて随時勉強会を開催しています。職人の立場から手抜き施工を防ぐ方法や屋根・外壁の劣化状態の見極め方などご説明いたします。参加費も無料となりますのでよろしければご参加ください。正しい塗り替え勉強会(施工現場見学会)についてはこちらをご覧ください。お待ちしております。
「本当の外装リフォーム」に出合う本
最高品質の名工たち一級塗装技能士
ここまでやります!外壁・屋根診断
0120-918-303|メールによるご相談はこちら
ナビ

プロタイムズ総研とは
企業理念と会社概要

0120-918-303|メールによるご相談はこちら

プロタイムズ総研は10,000件以上の施工実績があります。
外壁塗装・屋根塗装の前に必ず現地調査をして屋根外壁の塗装面積を算出し明記しています。
「金額が明朗でわかりやすい」とお客様にご納得いただいております。