天窓からの雨漏り

意外に深刻かもしれない天窓からの雨漏り

天窓はトップライトとも呼ばれます。例えば三方を隣家に囲まれている家では、どうしても日当たりが悪くなります。そんな立地の家には天窓を付けると、自然の光を取り込むことができます。取り付けられる位置が高いので、周囲の視線も気になりません。大型の天窓であれば、想像以上の開放感を得ることも可能です。夜空を見ることもできますし、通風は壁面窓の4倍以上の効果が期待できると言います。

このように魅力が多い天窓ですが、屋根に穴を開けるわけですから、雨仕舞い処理に留意しないと雨漏りの原因になります。

デメリットとしては、現場で天窓をつくる場合、既製品よりも雨漏りの危険性が高くなることが挙げられます。また、雨が直接ガラスに当たるので、台風や豪雨の時は屋根よりも大きな音がします。このため寝室などに取り付ける場合は配慮が必要になります。

結露が出やすいのもデメリットの一つです。屋根付近には暖かい空気が溜まりやすいので、外気温との差が大きくなり、結露します。普通、天窓には結露を排水するシステムが備わっていますが、放置していると結露が原因で壁紙に染みができ、最終的には構造材まで腐らせてしまう場合があります。その点では雨漏りと変わりありませんので、窓を二重窓にしたり、シートなどを使って結露を防止することになります。一番簡単なのはその都度拭き取ることですが、天窓が高所にある場合は難しくなります。

天窓からの雨漏りで多いのはコーキングからの浸水です。しかし、コーキングのみ新しくしても、雨漏りが解決しない場合があります。特に古い屋根では、施工当時に既製品が普及していなかったため、大工さんの現場加工による天窓が多く見られます。その場合は既製品の常識では不具合の原因がわからない場合があります。また、現在では様々な製品が出ていますが、メーカーは新製品を続々と出しているので、次に交換する時に同じ天窓があるとは限りません。したがって天窓を交換したり、雨漏りを修理したりする場合は、野地板との接合部の取り合いなどの防水処理技術や、天窓専用のアスファルトルーフィングなどが必要になります。このため天窓の雨漏り修理は、屋根専門の工事会社や、水の流れを熟知している職人に頼んだ方が賢明です。

天窓を取り替えても雨漏りが止まらない場合もあります。既存の屋根に新しい雨仕舞い処理をすることは難しいので、雨を遮断できないことがあるのです。あるいは、そもそも天窓が雨漏りの浸水箇所ではなかった、という場合もあります。そういった場合は、カバー工法などで屋根を葺き替えることになります。最も費用がかかる雨漏り修理になりますが、屋根全体が新造されるので完璧な雨漏り防止効果を得られます。

[執筆者]池上政之(プロタイムズ総研現場革命部)
池上政之
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