住宅の貫通部からの雨漏り対策

貫通部

貫通部は住宅の弱点の一つ

住宅は太陽光や雨風などを防ぎ、住人が安心して快適に住めるようにするためのもの。特に雨漏りは建物を内部から腐食させることがあるので、雨仕舞いの発想に従って何重にも水の浸入を防ぐ工夫がなされています。しかし、住宅は完全な箱ではありません。ガス、水道、電気を外から引き込み、エアコンや換気システムも備えていなければ快適な生活は実現しないでしょう。すると、開け閉めできるドアや窓など以外にも、住宅にはどうしても「貫通部」ができることになります。貫通部を通じて室内と室外はつながっているわけですから、当然雨漏り対策が必要になります。

貫通部からの雨漏り

ガス管、給水管、エアコン配管、給湯管、外部コンセントなどは壁を貫通することが多く、止水処理で気を使う箇所です。エアコン配管などは、住宅が完成した後で新たに取り付ける場合があります。新築時であれば、貫通部に雨水が浸入しないように施工をした後、モルタルなどを塗って塗装して仕上げます。防水シートも計画通りに施工することができるはずです。しかし、新たにエアコンを取り付ける場合はこのような施工はできません。結果として、すでに完成している壁に穴を貫通させて施工し、エアコンパテなどで隙間を塞ぐことが多くなります。エアコンパテが劣化すればパテとエアコンホースの隙間から雨が浸入しやすくなってしまうので、注意が必要です。外見上は大丈夫そうでも、貫通部に散水調査を行うと水が浸入していたと判明することがあります。わずかでも隙間があれば水は浸入するのです。

建物によっては、陸屋根にまで柱が貫通していたり、鉄骨の梁が建物内部から外部まで突き抜けているような構造になっていることもあります。先にも述べたとおり、貫通部があれば室内と室外はつながっているわけですから、雨漏りの危険性は高まります。できれば設計の段階で雨漏り対策を徹底しておきたいものです。

貫通部の雨仕舞い

新築時の貫通部工事でよく言われるのが「室内側から屋外側に向けて勾配が下るように配管等を取り付ける」ということです(内高外低)。水は高い所から低いところへ流れるので、万が一雨がかかった場合にも外へ水が向かうようにしておきます。また、取り合い部にシーリングを施す際は表面の凹凸をできるだけなくして防水シートになじませたり、複数の配管・配線を通す場合はスリーブ管(鞘管。塩ビ・紙・亜鉛鋼板・鉄などでできたパイプ状の部材)を使うことで防水性や将来の施工性を確保します。

貫通部の工事は専門工事会社が手掛ける場合もあり、注意していないと施工不良やミスを見落としやすい箇所でもあります。

[執筆者]池上政之(プロタイムズ総研現場革命部)
池上政之
記事をご覧いただきありがとうございます。当ブログ記事は現場職人の視点から一般的な色について解説しています。
なお、プロタイムズ総研では実際の施工現場にて随時勉強会を開催しています。職人の立場から手抜き施工を防ぐ方法や屋根・外壁の劣化状態の見極め方などご説明いたします。参加費も無料となりますのでよろしければご参加ください。正しい塗り替え勉強会(施工現場見学会)についてはこちらをご覧ください。お待ちしております。
最高品質の名工たち一級塗装技能士
ここまでやります!外壁・屋根診断
0120-918-303|メールによるご相談はこちら
ナビ

プロタイムズ総研とは
企業理念と会社概要

求人情報

0120-918-303|メールによるご相談はこちら

プロタイムズ総研は10,000件以上の施工実績があります。
外壁塗装・屋根塗装の前に必ず現地調査をして屋根外壁の塗装面積を算出し明記しています。
「金額が明朗でわかりやすい」とお客様にご納得いただいております。