手抜き工事と雨漏り

手抜き工事の事例

前項「外壁通気工法と雨漏り」では少し手抜き工事・施工不良について解説しましたが、残念ながら工事の不備による雨漏りはけっこうな数に上るかもしれません。手抜き工事・施工不良の厄介なところは、そのほとんどが施工が終了してから数年が経たないと不具合が出ないことです。「数年経ったから傷んだのかな」と考えることもあるでしょうが、塗料が数年で色褪せたり、サイディングの外壁が早々に雨漏りしたり、建物が本来の性能を発揮できなかった場合は、本来は手抜き工事・施工不良を疑うべきなのです。もっとも、工事がいい加減だったかどうかは専門業者でないとわからない場合も多いので、リフォームをする際は腕が確かな業者に仕事を依頼する必要があります。
ここでは手抜き工事の例をご紹介します。

コーキングの手抜き工事

幕板(横長の板)の下に隠れたサイディングのつなぎ目部分(目地)にコーキングが施されていない場合があります。本来は、サイディング工事が完了した後、目地部分のコーキング工事をして、最後に幕板工事を行うものです。コーキングをせずに幕板工事をさっさと済ませてしまうのは、明らかに手抜き工事です。

防水テープの手抜き工事

窓などの周りには、防水シートを貼る前に防水テープを四方に貼らねばなりません。窯業系サイディングの標準施工では義務づけられている工程です。ところが、壁を剥がしてみると防水テープが貼られていないことがあります。ひどい場合には、一軒の家のすべての窓に防水テープが貼られていないこともあります。

塗装の手抜き工事

塗装の耐用年数が半分も過ぎていないのに塗膜が劣化した、リフォームしたばかりの塗装があっという間に剥げてしまった。このような場合は、規定の回数の重ね塗りをしていなかったり、塗料を過度に薄めて塗装していたり、素材に合わない塗料を使っていたりします。

捨て水切りの手抜き工事

入隅(二つの平面が出合った所の内側のへこんだ隅)部分にはL型の捨て水切りなどを取り付ける必要がありますが、これが取り付けられていない場合があります。つなぎ目のコーキングが切れてしまうと、雨水が通気層、防水シートに届いてしまいます。防水シートに穴が開いていたりすると、やがて雨漏りを起こします。

防水シートの手抜き工事

防水シートが貼られていないという事例を前項ではご紹介しましたが、中には防水シートが一部分だけ貼られていないという事例もあります。「一応貼りましたよ」と言い訳がしたいのか、防水シートの費用を浮かせたいのか、理由はわかりませんが、防水シートがない部分では当然防水能力が落ち、雨漏りの危険性が高くなります。

[執筆者]池上政之(プロタイムズ総研現場革命部)
池上政之
記事をご覧いただきありがとうございます。当ブログ記事は現場職人の視点から一般的な色について解説しています。
なお、プロタイムズ総研では実際の施工現場にて随時勉強会を開催しています。職人の立場から手抜き施工を防ぐ方法や屋根・外壁の劣化状態の見極め方などご説明いたします。参加費も無料となりますのでよろしければご参加ください。正しい塗り替え勉強会(施工現場見学会)についてはこちらをご覧ください。お待ちしております。
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