雨漏りから膨れ、浮きが発生した場合

膨れ

屋上防水の代表・ウレタン防水

屋上防水の一種に塗膜防水があります。中でも押えコンクリートにおけるかぶせ工法で最も実績があるのはウレタン防水だと言われています。

ウレタン防水は基本的に主剤と硬化剤を混合して施工するものです。2つの成分が化学的に反応することで硬化し、シームレスな防水層を形成することができます。シート防水では継ぎ目ができますので、シームレスであることは強みだと言えます。また、アスファルト防水と比べても、高温を必要とせず強烈な臭いも出さないという利点もあります。それでいて複雑な形状のベランダや屋根でも施工しやすいので、信頼性の高い工法として知られているわけです。

ウレタン防水で起こりがちな問題点

ただし、押えコンクリートの上に施工する防水層では目地部分の破断や膨れといった問題が起こることがあります。押えコンクリートの目地は温度変化などにより2~5mmの伸縮を繰り返すことがあり、塗膜に追従する性能がなければ破断します。また、押えコンクリートが内包する水分が元で塗膜が膨れることもあります。これらの弱点に対応するため、通気緩衝工法や超速硬化型ウレタン塗膜防水、フッ素樹脂系塗料やハルスハイブリッドアクリルウレタン系塗料のトップコートなどが開発されています。

パラペット周りの膨れ・浮き

屋上のパラペット周りには膨れや浮きなどの問題がよく発生します。防水効果を期待できなくなることもあるので、放置するのは得策ではありません。塗料がひび割れていれば塗膜を剥がして再塗装する必要があります。表面上は問題なくても、打診棒で検査すると塗布材が浮いていたり、膨れが発生していることもあります。緊急性はありませんが、経過を見守る必要があります。

大きなひび割れが生じている場合は塗膜補修だけでは済まず、Uカットシール充填方法(ひび割れ部分の周辺をU字型に溝切りしてシーリング材等を充填する補修工法)で補修した上で塗り直す必要があります。

ウレタン塗膜が剥がれると防水層が劣化し、屋上に固定されている金物に錆が生じる場合があります。錆を除去したうえで防錆処理を施し、再塗装することが必要になります。

まれに外壁タイルの目地に充填忘れがあったり、パラペット天端で防水シートを固定する押さえ金物に浮きが見られることもあります。いずれもシール処理で対応します。

特に注目すべきはパラペットの立ち上がり部分です。立ち上がり部分が劣化していると雨漏りに直結する場合があるので、早急な補修が求められます。

[執筆者]池上政之(プロタイムズ総研現場革命部)
池上政之
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