金属屋根って雨漏りするの?

金属屋根

雨仕舞板金からの雨漏り

一般的に、金属屋根は雨漏りしづらいというイメージがあるようです。例えばトタン屋根は耐用年数こそ短いですが継ぎ目が少ないので構造的に雨漏りに強く、緩い勾配でも施工できる屋根として知られています。ところが実際には、金属屋根からの雨漏りは意外と多いのです。
屋根からの雨漏りの原因として多いのは次の3つです。

  1. 屋根本体の経年劣化(トタン屋根が錆びて穴が空く等)
  2. 施工不良(職人間のコミュニケーション不足により屋根と外壁の連続性が失われる、縁切りをしない等)
  3. 雨仕舞板金の劣化

そして板金絡みの雨漏りは雨漏り全体の7割以上を占めるというデータが存在します。
リフォーム業者は「屋根が傷んでいるので雨漏りが生じる前にリフォームをしましょう」などと持ちかけてくることがありますが、実際には屋根材自体は傷んでいないことが多々あります。したがって雨仕舞板金に対して継続的なメンテナンスを実施すれば、金属屋根からの雨漏りの大部分を未然に防ぐことができるはずです。

じわじわ進む板金からの浸水

板金の劣化はじわじわと進行するため、雨漏りもゆっくりと進行することになります。「板金に小さな穴ができて、徐々に浸水が始まり、数カ月後に天井裏に雨水が到達する」「板金からゆっくり浸水した雨水が何カ月もかけて下葺材まで劣化させ、下地材などが腐食して初めて気が付く」といったイメージです。これは、下葺材でも同様です。住宅設計施工業者は瑕疵担保責任がなくなる10年を基準に考えるので、その範囲でもっとも安い下葺材を使う傾向があります。屋根材の耐久性が高い場合、板金や下葺材の方が先に耐用年数を迎えてしまうことを意識しておいた方が良いでしょう。

金属屋根工事には専門業者を選ぼう

今から金属屋根を改修するのであれば、板金と屋根材にガルバリウム鋼板を用いると良いでしょう。ガルバリウム鋼板は錆びにくく、板金と屋根材の寿命ギャップをなくすこともできるので一石二鳥です。下葺材にも耐久性の高い製品を採用すれば、やはり屋根材との寿命の差を減らすことができます。
金属屋根工事・雨仕舞板金の取り付け工事を依頼する場合は、できれば金属屋根の専門会社か板金工事会社を選ぶと良いでしょう。屋根業者は大別してコロニアル工事業者、瓦屋根工事業者、金属屋根工事業者の3つに分類されます。それぞれに得意分野が異なるのですから、専門業者に依頼した方が良いわけです。また、建設業では「屋根工事業」と「板金工事業」は本来別の業種です。金属屋根であれば板金工事業が主体となります(瓦屋根であれば屋根工事業が主体)。金属屋根の工事は板金工事であるとも言えるので、業者を選択する際は金属屋根の専門会社か板金工事会社を選ぶと良い、ということになります。

[執筆者]池上政之(プロタイムズ総研現場革命部)
池上政之
記事をご覧いただきありがとうございます。当ブログ記事は現場職人の視点から一般的な色について解説しています。
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