下屋の雨漏りと保険

下家

下屋からの雨漏りはランキング2位

全国雨漏検査協会が発行している「雨漏検査白書」を見ると、漏水の発生箇所ランキングの第2位に「下屋(げや)取り合い」が入っています。取り合いとは建築用語で部材同士の接続の仕方や接合の状態のことを指します。取り合い部は地震などにより不具合が生じやすく、マンションでも劣化が出やすい場所として知られています。この場合は下屋の屋根と外壁が接続する部分からの雨漏りが多い、ということです。

下屋には「夏に室内が涼しくなる」「下の空間を活用できる」「雨天時に体が濡れない」といったメリットがあります。下屋があれば、外壁や窓が夏の日差しを直接受けることはありません。その分、室内の温度が抑えられます。下屋は屋根がある空間なので、洗濯物干し場や物入れ、自転車置き場などに活用することもできます。当然、雨が降っても洗濯物干しを濡れることなく行うことができますし、作業も問題なくこなせます。

デメリットとしては「雨漏りの危険度が増す」「居住空間が狭くなる」「建築費が増加する」などが挙げられます。下屋は母屋の外壁に穴を空けて差し込むように施工するので、雨仕舞いがしっかりしていないと雨漏りの原因になります。また、下屋も敷地境界線内に収めなければならないので、下屋の分だけ居住空間は狭くなると考えるべきです。さらに、追加で屋根を付けるわけですから、当然建築費も高くなります。

下屋の修理にも風災補償が使える

下屋から雨漏りしたり、瓦や雨樋が壊れたら、当然修理しなければなりません。「そろそろ雨漏りするかな」と修理費を蓄えている人はあまりいないでしょうから、修理費は臨時出費になる場合が多いと考えられます。しかし、大抵の火災保険に付いている特約補償「風災」を使えば、下屋の修理費用が抑えられる場合があります。

火災保険の「風災」は、強風(最大瞬間風速20m/秒以上)が原因の場合に適用されます。他の条件は修理費用が20万円を超えること、修理が必要になった日から3年以内に保険会社に電話すること。例え経年劣化と風災が混在していても補償の対象になるので、保険会社に相談しない手はありません。

単なる屋根修理業者ではなく、保険申請サポートを専門にしている修理業者に依頼すると保険申請の成功率が高まります。ただし、最初から「自己負担ゼロで工事できますよ!」などと過剰にアピールしてくる業者には注意が必要です(調べないうちから自己負担ゼロになるとわかるはずがありません)。場合によっては不当な「手数料」を求めてきたり、他の業者に依頼しようとすると高額なキャンセル料を請求されることがあります。良心的な業者を選ぶには、地元での評判を調べたり、火災保険を適用した工事の実績があるかどうかを確かめる必要があります。

[執筆者]池上政之(プロタイムズ総研現場革命部)
池上政之
記事をご覧いただきありがとうございます。当ブログ記事は現場職人の視点から一般的な色について解説しています。
なお、プロタイムズ総研では実際の施工現場にて随時勉強会を開催しています。職人の立場から手抜き施工を防ぐ方法や屋根・外壁の劣化状態の見極め方などご説明いたします。参加費も無料となりますのでよろしければご参加ください。正しい塗り替え勉強会(施工現場見学会)についてはこちらをご覧ください。お待ちしております。
最高品質の名工たち一級塗装技能士
ここまでやります!外壁・屋根診断
0120-918-303|メールによるご相談はこちら
ナビ

プロタイムズ総研とは
企業理念と会社概要

求人情報

0120-918-303|メールによるご相談はこちら

プロタイムズ総研は10,000件以上の施工実績があります。
外壁塗装・屋根塗装の前に必ず現地調査をして屋根外壁の塗装面積を算出し明記しています。
「金額が明朗でわかりやすい」とお客様にご納得いただいております。