雨樋からの逆流による雨漏り

排水パイプ

雨樋がないと建物の寿命が縮む!?

雨樋の排水口周りが詰まったり、縦樋が詰まったりすると、雨水が逆流することがあります。普段からチェックしていれば滅多に逆流は起こりませんが、なかにはずっと放置しているうちに土が溜まって雨樋に植物が生えてしまった、というケースも。そこまで放置してしまうのは、雨樋の役割を理解していないからではないかと思います。今回は雨樋の役割から見直してみましょう。

「雨樋は雨を集めて流すもの」と考えている人もいるかもしれませんが、雨樋の本質はそこにはありません。雨樋の役割とは、雨水の浸入で建物が腐食するのを防ぐことにあるのです。屋根と外壁を比べると、雨に対する性能は屋根の方が断然勝っています。特に木造住宅では、外壁は大量の雨を長時間受け続けることを想定していません。雨樋で屋根から流れる水を受け、外壁には最小限の雨しか当たらないようになっているからです(暴風雨の場合は別ですが)。もし雨樋がなかったら、雨水の大部分は軒先から落ちますが、軒先を伝って外壁に及ぶ雨の量が増えます。すると外壁に水が浸水し、腐食するリスクが高まってしまうのです。

軒が大きく出ていれば大丈夫だと考えるかもしれませんが、雨樋がない場合は、屋根から落ちた雨水が直接地面を叩くことになります。すると土がえぐれてしまい、建物の基礎を脅かすことになりかねません。例えコンクリートに覆われていても、長年水滴を受け続ければ穴が穿たれてしまいます。

つまり、雨樋がなければ建物の寿命が縮むことになるのです。そして、雨樋からの逆流が起こるということは、雨樋がないのと近い状態にあることを意味します。したがって雨樋が壊れたりした場合は早めに対処する必要があるのです。
ちなみに、雨樋が機能しなくなる理由は主に次の5つだと言われています。

  1. 落葉などのゴミが詰まる
  2. 雨樋の傾斜が狂っている
  3. 経年劣化
  4. 雨樋の継ぎ手に隙間ができている
  5. 風や雪などの影響で壊れている

雨樋のゴミ詰まりは主に集水器で起きます。集水器とは、縦になっている雨樋の上部に付いた小さなバケツ状の部分です。ここが詰まっている場合は丁寧にゴミを取り除きます。また、集水器の奥に突起物などがないか確かめて、ゴミ詰まりの再発を防ぎます。場合によってはヤスリなどを使って水がスムーズに流れるようにします。処置後は集水器に水を流してチェックします。

次回は他の対処法をご紹介します。

[執筆者]池上政之(プロタイムズ総研現場革命部)
池上政之
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